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3-1日記・顔面麻痺発症から治療開始
 私はメモ程度の日記を時々付けています。ブログを開設するにあたり、内容が分かりやすいよう加筆、写真等を添えてまとめてみました。

●顔面神経麻痺発症の前兆

○2月20日 この頃から隣人の騒音で不眠症ぎみに。音はそれほどでもないのだが、隣人のことを最低の人間だと思っているので(説明略)腹が立って眠れないのである。仕事の方も(私はフリーのデザイナーをしています)停滞していてストレスが溜まっているなと感じる。耳栓をし、睡眠導入剤(デパス)を1錠飲んで寝る。

○2月24日 朝、右耳が少し痛い感じがする。耳栓をして寝ていたせいかとあまり気にせず、いつも通り仕事を進める。寝不足で体がだるい。

○2月28日 耳の痛みに加えて右後頭部に時々ピリピリと頭痛が始まる。このまま中耳炎にでもなったらいやだなあと、寝るときの耳栓はやめる。

○3月1日 右耳の痛みと頭痛は少し強くなってきた感じ。外耳の対珠という部分にポツっと赤く小さな疱疹のようなものができているのを見つける。頭痛は相変わらずで不眠ぎみが続く。友人のアニメーターM君から電話。隣人のことと不眠を伝える。「何か楽しいことでも考えたら」と言われる。楽しいこと…?「隣人をボコボコにすること」と言うとタメ息をつかれ、話がはずまずに電話終わる。

○3月4日 仕事の完成見本(カンプと言います)提出の準備をしていると、クライアントより内容変更の連絡あり。「えーッ、今から作り直し?」…納得できないけれど、ここは我慢。耳の痛みと頭痛が少し広がってきたように感じる。耳鳴りもあるようだ。外耳の疱疹は赤茶色がかってきて押さえると痛い。最悪な気分になる。睡眠導入剤(デパス)2錠を服用するが、朝方まで寝つけず。

●顔面神経麻痺を発症

○3月5日 うそのように頭痛が治まる。耳は相変わらず痛いが頭痛がなくなったので、これから耳の方も良くなっていくのかなと、ほっとする。友人のイラストレーターN氏が遊びにきて楽しくしゃべくる。寝不足で疲れているはずなのに体は元気で、そのあとの仕事も快調。

 夜9時、お風呂で洗面器のお湯を両手ですくい、勢いよく顔にバシャとかけた瞬間、右目の突然の痛みにびっくりする。物がよく見えない。何が起こったのかすぐには分からず、鏡に顔を近づけてみる。右のコンタクトレンズ(ハード)がずれている。右目に直接お湯が入ったようだ。なぜ??左目をしばたかせて顔全体を見る。……顔の右側が変だ。右瞼が動かない。まばたきができない。ああ口もしびれた感じ。動かせない…麻痺だ。 またか!?

 私は4年前に脳梗塞による右半身の麻痺を経験しているので、その再発ではないかと愕然とし、手指や足が動かせるかを、ゆっくりと確認しながら「らりるれろ」と発音してみる。言える。舌は動くようだが唇が変だ「まみむめも」が言えない。唇の右側に力が入らないから「ばびぶべぼ」「ぱぴぷぺぽ」も難しい。麻痺は顔面だけのようだ…脳梗塞の時の麻痺とは何かが違うと感じる。

 どうしよう…とにかく明日朝一番に病院へ行くことだけ考えよう。

●脳神経外科から耳鼻咽喉科へ

○3月6日 脳梗塞の治療を受けている脳神経外科へ。
 当日の担当F医師に、これまでの耳の痛みや頭痛、耳鳴り等の経緯を説明すると、私の目に光を当て、口を開けさせ、次に耳の疱疹を確認。

 即座に「はい!完全ハント症候群です」と、はっきり断言。

 なに?聞いたこともない病名。カンゼンという言い方もなんだか楽しそうで気に入らないし…?(不全ハント症候群もあると後で判明。めまいや難聴、帯状疱疹等が出ない場合もあり、顔面神経麻痺を発症した時点で、はっきりと症状の揃っている完全ハント症候群は60%に満たないとされています。また、耳や口中の帯状疱疹は顔面神経麻痺に遅れて現れることがあり、麻痺発症後3日間は特に、最長2週間は観察が必要です。ちなみに、ベル麻痺と診断されても、その中の20%近くはハント症候群といわれます。ハント症候群かベル麻痺であるかは、ペア血清によるウイルス抗体検査でおよその判断ができますが、これには時間がかかるようです。)
 私が心配していた、脳梗塞からくる顔面麻痺ではないとの説明で、少しは安心。

 原因は、子供のころに罹った水疱瘡が治った後、ウイルスが神経節に潜んでいて、ストレスや疲れ等、何らかの原因で体調や免疫力が落ちてくると、眠っていたウイルスが起きだして帯状疱疹として神経に障害を与える。右顔面神経麻痺は、右耳の傍の膝神経節からきていると説明してくれたあと
 「これから、もっと悪くなるだろうね」と恐ろしい宣告。「水をよく飲むように」とも言われる。

 院内の耳鼻咽喉科に連絡をとってもらい、M女医に引き継がれる。

 最初に左右の聴覚検査。無音の部屋に入り、ヘッドホンをつけ片側ずつ音が聞こえたら手元のボタンを押す(純音聴力検査)。結果は知らされていないので不明。次にM女医の指示で色々な顔の表情をさせられる。顔の歪みはそれほどでもないが、表情をつくろうとしても動かせない。(のちに麻痺程度評価の柳原法と知る。自己採点で40点満点中、12点ぐらいか)

 「すぐに入院して下さい」とM女医。
 そんなに大変な病気なのか?と驚きながらも、いま入っている仕事のことを考えると、入院はとても無理。「4月からなら入院できますが」と言うと、「それでは意味がない」と、「この病気は抗ウイルス剤とステロイドを発症初期に集中的に体に入れることが大切で、それには点滴注射をするので、その管理のためにも入院が必要。特に糖尿病の人はステロイドを使うと血糖値が跳ね上がるので、入院してもらわないと治療はできない…」とのこと。
 「いま季刊誌の仕事で納品日が決まっていて、内容が複雑なので他の人に頼めない(外注できるほどの制作費、貰ってないし)、とても入院はできない」と泣きつき、糖尿病のコントロールは上手くいっているから、何とかならないかと相談。

 M女医から内分泌科に連絡。私の糖尿病担当医S医師と電話で話し合ってもらう。

 「S医師から、血糖値が上がった場合のインスリン注射量の指示をする、と言われたので入院ではなく、いちおう飲み薬で治療してみます」と、M女医から念を押すように言われる。パソコンの院内データから、現在私が飲んでいる薬を確認しながら、「まずは最初の1週間を1クール目として薬を出しますので」と、処方箋をもらう。

○ハント症候群1クール目(1週間分・3月6日~3月12日)の薬-----

バルトレックス錠500…朝食・昼食・夕食後2錠(抗ウイルス剤)
プレドニン錠5mg…最初の3日(3月6・7・8日)
              朝食・昼食・夕食後2錠(副腎皮質ステロイド剤)
           次の3日(3月9・10・11日)
              朝食・夕食後2錠
           最終の1日(3月12日)
              朝食・夕食後1錠
※注)私の場合、糖尿病があるのでステロイド剤は通常より投与量が少ない
カルナクリン錠25…朝食・昼食・夕食後1錠(血液の循環)
アデホスコーワ顆粒10%…朝食・昼食・夕食後1包(血管を拡げる)
パリエット錠10mg…朝食後1錠(胃酸の分泌を抑える)
メチコバール500ug…朝食・昼食・夕食後1錠(ビタミンB12・髄鞘形成促進)

○その他の疾病で現在服用中の薬
パナルジン…朝食・夕食後1錠(脳梗塞の予防薬)
ブロプレス…朝食後1錠(降圧剤)
インスリン注射…速効型、朝食・昼食・夕食前(糖尿病治療)
デパス…睡眠導入剤(眠れない時)

●調剤薬局でのやりとり

 処方箋を持って、病院傍のいつも行く調剤薬局Sへ。薬の説明を受ける。
 私の顔を見ながら「今すぐここで薬を飲んでください」とのこと。
 午後1時半ぐらいだったので、「昼食が終わってから昼食後の薬を飲もうと思っていたのですが…」と言うと、「ハント症候群の場合、抗ウイルス剤とステロイドを一刻も早く体にとり込む方が良いのと、薬は1日分がトータルとして処方されているので、今すぐ朝の分を飲んで、そのあと昼食を取り、4時間後に昼の分の薬を飲み、それからまた4時間以上開けて夕食後に飲んでください」とのこと。
 そんなにシビアな病気なのかと実感するとともに、この病気に詳しく、自信を持って説明してくれる薬剤師さんに感謝。


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[2010/02/15 18:50] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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