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3-3日記・顔面筋の運動訓練を開始する
●顔面まったく動かず…蒸しタオルとイメージトレーニング

○3月13日 今日から1日3回、食後に顔面筋の運動訓練を開始。
 食事そのものが口の訓練のようなものだと思ったので、まずは全身の力を抜き、食事で疲れた口を休ませる為のリラックス。
 洗面器にお風呂の温度ぐらいのお湯とタオルを用意し、お湯をしぼったタオルで顔を温めながら5分ぐらい深呼吸をする。蒸しタオルが冷えてきたら洗面器にポットからお湯を足して、タオルを浸けてしぼり、また顔に乗せる。
 温めることで顔面筋の萎縮予防、顔面神経の自然な再生にも役立つのではと考える。

 本には低周波治療や強いマッサージはしないことと書いてあったので、運動も強くやってはいけないと思い、蒸しタオルの上に両手の平を軽く乗せ、力を入れないで顔面筋の運動どおりにゆっくりと動かしてみる。
 手の平に健側の動きを感じるが、麻痺側は全然動かない。麻痺側が動き始めるまでは運動訓練をしない方が良いかと考えてみるが、日常生活の中でも健側は普通に動いているのだから、不自然な力を入れなければ悪い影響はないのではと思うし、何よりも温めたいという考えがある。

 頭の中に訓練図のイラストの顔を思い浮かべて、蒸しタオルの下で麻痺側も健側と同じように動いている自分の顔をイメージする。イメージトレーニングだ。これって気功に通じるものがあるのではないかと勝手に思ったりもする。それに、目なら目、口なら口だけを動かすよう本に書いてあったので、今からそのクセをつけておこう。(別表「顔面筋の運動訓練」その1のSTEP1を参照のこと)

 運動の後は、冷やさない(温めた)方が良いかと思い、タオルを巻いてみるが分厚くてうまくいかない。強く圧迫するのも良くないなと考えながらトイレに入る。
 「うっ!」とひらめき、タンスから洗濯済みのU字カバーを出して巻いてみる。

 これは具合がいい。麻痺して下がった顔面のリストアップにもなるか…?耳の帯状疱疹に掛からない位置で、圧迫しない程度に軽く巻く。「うさぎちゃん」の耳みたいで恥ずかしいが、部屋にいるときは一人なので、これからはU字カバーを顔に巻くことにしよう。

○3月14日 仲の良い従兄弟のH君から久しぶりに「ご機嫌いかがですか」のメールあり。
 顔面神経麻痺になったことの報告とハント症候群の説明。本当は入院治療が必要だけど、人に頼めないし、仕事やらないと喰っていけない。入院のお金も(この病院、全部個室なので部屋代だけでも1日3万円以上掛かる)もったいないし…と、昨日撮った顔面麻痺の写真数点をメールに添付して送る。

○3月15日 従兄弟のH君からメールの返事がくる。お見舞いの言葉と、テレビドラマ(この頃に放映されていた)の「銭ゲバ」みたいですね…との感想。
 えっ、俺って「松ケン」に似ている?と一瞬、顔の半面に傷のある主役を思ったけど大きな間違い。松山ケンイチではなく、カネ無くて病気の妻に満足な治療を受けさせられないという「銭ゲバ」の中の刑事役の設定に似ているということ。

 あり余るお金があれば働かないし、ストレスも起きないから顔面麻痺にはなっていないな…と、「蟹工船」でも読んでみたいと思うが、安い仕事の直しで忙しいから時間ないしと、貧乏人気分満タンで少しへこむ。

○3月17・18日 朝、目が覚めて、自分が顔面麻痺だと思い出すのが辛い。ボディブローのように効いてくる。寝不足を体中に感じながら起床。
 朝食と蒸しタオルでの顔面イメージ運動→仕事→昼食と蒸しタオルでの顔面イメージ運動→仕事→夕食と蒸しタオルでの顔面イメージ運動→睡眠導入剤(デパス)を飲んで寝る…のくり返し。仕事中は顔面麻痺のことを忘れている。顔面まったく動かず。鏡は全然見ない。

 なるようにしかならない、焦らない、焦らないと自分に言い聞かす。
 時間ができると本屋で医学書の立ち読み。「顔面筋の運動訓練」は自分で工夫して色々なことを試してみる。

○3月19日 公園で顔なじみの猫ちゃんと遊ぶ。以前と変わらない、かわいいしぐさで寄ってくる。
 顔の変形には気がつかないようだ(あたりまえか)。ペットセラピーの必要性を強く認識する。
 どんな時にでも信じられるのはペットだけだよー!(どうした?)。

ねこちゃん仕上げ

○3月20日 故郷(山口県)の兄から嫌な内容の電話あり。「ばびぶべぼ」のしゃべりが上手くできないので、バレる前に顔面神経麻痺を報告。
 「糖尿病が悪くてそうなったのか?」と少し嬉しそうな兄。そーいう兄なのである(説明略)。

 これで母にも伝わるだろうから(母親には心配を掛けたくないので、後遺症の程度が分かってから連絡をしようと思っていた)、夕方になって母に連絡して説明。
 麻生さん(元総理)よりも顔がひん曲っている(この言い方は後で反省)ことや、後遺症の残る可能性が高いことを話す。母から「マスクをすれば良いだけだから気にしないように」と明るく励まされる。

 そういえば、以前脳梗塞で倒れた時も、皆から「坂上二郎さんと同じ脳梗塞?」と言われたが、母だけが「西城秀樹と一緒ね」と言ってくれた。母親とは有り難いものである。(べつに二郎さんが嫌いという訳ではありません、欽ちゃんは嫌いだけれど)

○3月21日 耳の帯状疱疹はだいぶ良くなってきたが、痛みは少し残っている。
 耳鳴りは蝉の鳴き声がずっと続いているが、普段は気にならない。夏が好きだから、このままでも良いかなと思う。たまに蝉の声がなくなると、キーンと、数秒間ほど金属音のような大きい音があふれる。

 顔面麻痺は相変わらず全く動かないが、蒸しタオルを乗せてイメージトレーニング。

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[2010/02/17 19:20] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
はじめまして
ものすごく参考になります。今、私は、治療11日目です。質問があります。教えてください。筋電で反応がほとんどありませんでした。あなたさまの場合は、どうだったのてましょうか?教えてください。よろしくお願いいたします。
[2013/02/18 06:27] URL | きむら #- [ 編集 ]
きむらさんへ

返事が遅くなりまして申し訳ありません。
私の場合は当ブログの「4-2電気診断法等と予後診断の必要性。顔面神経麻痺における患者心理について…」の記事に書いていますように、誘発筋電図検査(ENoG)は受けておりません。私が治療を受けた病院では検査機器の設備が無かったものと思われます。

誘発筋電図検査(ENoG)につきましては以前、別の方からのコメントにお返事をしたことがありますので記してみます。

顔面神経麻痺の病態は個々の患者によってさまざまで、予後が必ず誘発筋電図検査の数値どおりの結果になるとは限りません。神経と誘発筋電図検査(ENoG)の関係をじゅうぶんに理解して今後の治療やリハビリを進めて行くことがたいせつになります。

私は誘発筋電図検査(ENoG)のしくみを聞かれた時には、根菜のレンコンにたとえています。100個の穴が開いている細長いレンコンがあるとして、その100個の穴に1本ずつ長い根が伸びている状態(実際の神経は約4000個の穴〈神経内膜が囲む穴〉に約4000本の根〈軸索と髄鞘〉で構成)を神経(レンコン)だとします。その長いレンコンは脳から出て側頭骨内の骨性顔面神経管という部分を通り、管を出た後に眼や口へと枝分かれしていきます。ウイルス性のベル麻痺やハント症候群ではこの骨性顔面神経管内で神経が損傷を受けてしまいます。

長いレンコンはウイルスに侵されて腫れあがり、硬くて狭い骨性顔面神経管の中では管に絞めつけられることになります。この絞めつけられた部分の根の損傷の程度が誘発筋電図検査(ENoG)の数値で表されます。

誘発筋電図検査(ENoG)の数値が40%であれば、レンコンの穴を通っている根の40本がつながっていることになり、これぐらいの状態であれば他の60本の根が切れて溶けてしまっていても、レンコンの60個の穴はしっかりと残っていて、再生する60本の根はその穴を通って伸びていき完治することになります。

誘発筋電図検査(ENoG)の数値が20%であれば、レンコンの穴を通っている根の20本がつながっていて、他の80本の根は切れて溶けてしまっていることになります。これぐらいの状態では、レンコンの穴も少し傷んでいて、いくつかの穴が崩れて溶けた状態が予想されます。再生する80本の根のうち20本近くが元の穴でなく別の穴に迷い込んで再生し、眼に行くべき根が口にいき、口に行くべき根が、残った眼に行く穴に入って再生してしまうようなことがあります。

誘発筋電図検査(ENoG)の数値が0%であれば、レンコンの穴を通っている根はすべて切れ、溶けてしまっていることになり、その状態では、レンコンの穴の傷みも高度で多くの穴が崩れて溶けた状態が予想されます。再生する100本の根のうち40本近くが元の穴でなく別の穴に迷い込んで再生し、眼に行くべき根が口にいき、口に行くべき根が、残った眼に行く穴に入って再生してしまうようなことがあります。また、穴が見つからず、再生ができない根のある場合も予想されます。

そうした迷入再生の起こりうる確率の目安として(上限として?)、「40%マイナス誘発筋電図検査(ENoG)の数値」とされているようです。
ただし、ほとんどの根が切れて溶けてしまっていても、レンコンの穴が傷みの少ない状態で残っている可能性もあり、予想されるよりも治りが良い場合もあります。

これらのことから、100本の根のうち仮に口に行くべき根が50本として、その中の20本の根が眼の方に誤って再生されてしまうと、口を動かそうとすると眼も同時に動いてしまう病的共同運動が起きるとともに、50本のうち30本しか本来の口に行かないので、そのぶん口が筋力低下の状態になってしまうと思われます。
また、顔面神経麻痺が治っていく順序として、腫れが引き骨性顔面神経管内での圧迫がなくなれば、つながっていた根の顔面筋が動きだすとともに、切れていた根のうち穴の残っている根の再生は発症3ヵ月頃には徐々に顔面筋に到達して動き始めます。また、骨性顔面神経管の中で穴が溶けてしまった根は、穴を探すのに1ヵ月以上掛かり、発症4ヵ月頃から徐々に顔面筋に到達して動き始め、その中で間違った穴に再生した根は病的共同運動等を引き起こす場合があり、神経の損傷が高度な場合、およその病状が定まるのに1年近くかかるとされています。

重い話ですが、こうした病態をイメージしながら回復の状態を確認し、医師と相談して今後の治療やリハビリを進めていくことになります。
どうぞおだいじにしてください。
ともたも
[2013/02/19 03:51] URL | ともたも #jHeKTQwA [ 編集 ]
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